京料理の哲学と創作への想いを発信
CONCEPT
根底にある哲学や想いを詳しく紹介します。自然の恵みを大切にし、旬の素材を活かした料理作りへのこだわりや、伝統の中に新たな感性を加えた独自の取り組みについて触れています。料理を通じて心に響くひとときを提供するために大切にしている価値観や、食材への感謝の気持ちを軸とした理念についてもお伝えしています。お客様に自然の恵みを五感で味わっていただけるよう努めています。
自然と命の恵みを映し出す特別な京料理
すべての命は、太陽の光、水、空気の恵みによって育まれています。人間もその一員として、幾万年もの進化の中で火を扱うことを覚え、食べ物の消化吸収が進むことで脳が発達しました。これにより、衣食住が自由に扱えるようになり、感情を含む豊かな暮らしを営むことが可能となりました。このような命の連鎖や自然の恵みへの感謝を基盤に、京料理を通じて特別なひとときを提供します。
土と水と太陽が紡ぐ自然の恵みを表現
農耕をはじめた時代から、種を蒔き収穫し、皆で分け合うことで喜びを感じて、感謝の心を育みながら文化が発展してきました。土を母体に、水と太陽の恵みが清らかであればこそ、生命力あふれる作物が育ちます。京料理では、こうした自然の循環と命への感謝を大切にし、一皿一皿にその思いを込めています。農耕が紡いできた自然との共生と文化の豊かさを感じる特別な時間を提供します。
命と自然の恵みを味わっていただく一皿
笹の葉から滴る雫が大地に染み込み、滋味豊かな沢水を生み出します。その水は、作物に生命力を与え、自然の恵みをさらに育みます。毎日山野を巡り、命ある作物を手にすることが、料理の原点で、すべてを食べ尽くすことで命を無駄にしないという考え方を大切にしています。一皿一皿に込めた自然と命への感謝をしながら、深い味わいと心に残るひとときを生み出します。
